Advent Selection じんわりと心にあたたかいクリスマスの楽しみ。

Book

ページにひろがる星の世界

2009.11.28

default_book1127クリスマスの3日前、12/22に「冬至」一年中で昼が一番短く、夜が一番長い日がやってきます。ということは、アドベントカレンダーの期間は、夜を一番長く楽しめる期間ですね。キーンと冷たく空気が澄み、星の光も1年を通して一番美しく見える頃。できれば、この時期にはサンタクロースがやってくるだろう夜空を見上げ、星を楽しみたいものです。

そして、本物の星空とあわせて楽しみたい『立体で見る「星の本」』。この本は、その名の通り、3Dメガネをかけて星を立体的に見る天体の本です。
3Dというと最先端なイメージがありますが、なんと発行から23年も経つロングセラー。そのロングセラーの理由は、ページのなかに、精微な美しい星の奥行きが浮かびあがり、いつまでも新鮮な驚きを感じさせてくれるところにあるでしょう。

「天にきらめく 光の粒………………明るい星があり,暗い星がある。
………………そして遠い星があり,近い星がある。」(本書から引用)

という言葉とともにページにフワッと浮かび上がりひろがる星の世界。あまりの美しく楽しい不思議に、はじめは、きっとメガネを外したり、つけたりして、本を何度も見てしまうはず。そして、これまでの自分の視点とまったく違う、より大きく美しい世界が、ページをめくるたびに、じーんと静かにひろがります。

また、付録のリーフレットには、グラフィックデザイナー杉浦康平さんによる「眼球の中の宇宙」:「見る」に関するテキスト、天体物理学者の北村正利さんによる「星の距離の測り方」:「距離」に関するテキストが収められています。これは、専門的な内容ながら、わかりやすく興味をそそられるお話で、「あたま と こころ」の両方の好奇心をくすぐられます。

そして、付属の立体メガネが壊れてしまった時には「立体メガネの作り方」まで掲載されていますので、ご安心を。
子供たちが、メガネが壊れるほどいっぱい見ても大丈夫です!
大人から子どもまで、きっとすてきな思い出になる1冊です。

立体で見る「星の本」
著者:杉浦康平、北村正利
出版社: 福音館書店
発行:1986年
http://www.amazon.co.jp/立体で見る%E3%80%88星の本〉-かがくのほん-杉浦-康平/dp/4834006808