Advent Selection じんわりと心にあたたかいクリスマスの楽しみ。

Music

アドベントにギターのゆらぎを

2009.12.12

default_cd1212アドベントの間だからこそ味わえる「冬のあたたかな楽しみの時間」にぴったりなクリスマスアルバムをご紹介。

この作品は、アメリカのギタリスト、ジョン・フェイヒィの68年と75年にリリースされた2つのクリスマス曲集のカップリング。「きよしこの夜」など、クリスマスにどなたも一度は耳にされたことがある曲をスティール弦アコースティックギターだけで演奏しているインストゥルメンタルです。

ジョン・フェイヒィは、1950年代から活躍し、亡くなる2001年の直前まで、アメリカン・トラディショナルなブルースやブルーグラス、フォークにとどまらず、ジャズやロック、さらにはその実験的な手法から、ポストロック、ニューエイジなど多岐に渡るジャンルのプレイヤーやリスナーからも敬愛され続けたギタリスト。

音楽通の間では、ノイジーで実験的かつ幻想的な演奏家として有名な彼ですが、この音源は、トリッキーでないスタンダードな演奏の中にジョン・フェイヒィならではの個性が光る、魅力あるアルバム。コアな音楽ファンにだけ知られるにはもったいないクリスマスアルバムなのです。

生ギターの優しい音のなかに、時折、彼のフィンガーピッキング(指弾き)や、ボトルネック奏法が奏でる揺らぐような響きや個性的なアクセントが、ここちよく耳をくすぐってくれるのです。ギターの音の粒が静かに流れたかと思うとざわついたり、たゆたんだり…、シンプルでいながら濃密な大人のホリデーミュージック。聞き慣れていたクリスマスソングがこんなにもギターだけで表情豊かであることに思わず感動を覚えるはず。気がつけば、何周もリピートして味わいたくなる、静かでいてクセもある、心地よい全20曲です。

外は寒いけれど、暖かくした室内で、お茶でも飲みながら、静かに読書…のBGMに。ときおりその個性的な音に気づきつつ過ごす有意義な時間になるでしょう。

あるいはクリスマスの街を車で運転中のBGMとしても。少しだけボリュームを上げて、そのゆらぎを味わいながら、目に映る街中のクリスマスの風景を感じながらのドライブもおすすめです。

1. Joy to the World
2. What Child Is This?
3. Medley: Hark, the Herald Angels Sing/O Come All Ye Faithful
4. Auld Lang Syne
5. Bells of St. Mary’s
6. Good King Wenceslas
7. We Three Kings of Orient Are
8. God Rest Ye Merry Gentlemen Fantasy
9. First Noel
10. Christ’s Saints of God Fantasy
11. It Came Upon a Midnight Clear
12. Go I Will Send Thee
13. Lo, How a Rose E’er Blooming
14. Silent Night
15. O Holy Night
16. Christmas Medley: Oh Tannenbaum/Angels We Have Heard on …
17. Russian Christmas Overture
18. White Christmas
19. Carol of the Bells
20. Christmas Fantasy, Pt. 2
The New Possibility: John Fahey’s Guitar Solo Christmas Album; Christmas with John Fayey Vol II
http://www.amazon.co.jp/New-Possibility-Faheys-Guitar-Christmas/dp/B00004W579/ref=sr_1_23?ie=UTF8&s=music&qid=1260567943&sr=8-23